破天荒フェニックス オンデーズ再生物語(田中 修治)|読書感想文・レビュー

完全に想定外です。本当に失礼ですが、本書あまり期待していませんでした。だって、タイトルの破天荒フェニックス、ダサくないですか?フェニックスとう単語を使う人でまともな人を見たことがありません。大人でこのワードを使う人は、ほぼ間違いなく中二病です。しかし、本書を読んでみてビックリ、予想を超えた面白さにちょっと感動。今年一番の良書と言っても過言ではありません。まだ、50ページぐらいしか読んでませんが、無性に感想文を書きたくなったのでブログを書き始めました。著者の田中氏、破天荒、破天荒だけど、なぜだろう。凄く応援したくなります。自分の社長が田中氏だったら凄く嫌だけど(笑)

本書の内容をざっくり紹介すると、倒産寸前のメガネチェーン店を買収した田中氏の破天荒な死闘の日々を描いた、ノンストップ実話ストーリー。他人を疑うのはよろしくありませんが、どこまでが実話なのか本当に疑いたくなる内容。度重なる倒産の危機、信頼していた人からの裏切り、失敗の数々。久々に本を読みながらドキドキしました。数千万円のお金だって見たことがないのに、1億円のショートとか想像出来ません。(一億円の札束を想像できる人いますか?)企業再生に取り組む経営者の葛藤や重圧は、想像を絶するものだと改めて感じました。経営者がこの本を読んだら共感できる内容が多くて涙してしまうかも知れません。黒字なのに倒産することがある。以前なにかの本で読んだことがありましたが、謎がとけました。

私は一般的なサラリーマンですが、資金繰りの大変さを実感し、ブルブルと震えました。銀行怖い。借金怖い。お金がないってこんなにも大変なんだ。お金をちゃんと期日までに返済しない企業が悪いのですが、どうにも銀行側の対応が気になります。金の切れ目が縁の切れ目なのでしょうか?正直、銀行がすんごく嫌いになりました。銀行員も仕事なのでリスクを取りたくないのは理解できます。でもね。もう少し優しくても良いのではないか?

近所のショッピングモールにもオンデーズがあるようなので、
週末にちょっと立ち寄ってみようと思います。どんな定員さんがいらっしゃるのか非常に楽しみです。田中氏のような破天荒な社員がいたら少し引きますがwww