仮想空間シフト(尾原 和啓、山口 周)|読書感想文・レビュー

今回は「仮想空間シフト」の本を知人に貸して頂いたので、アウトプットの練習として、本書の感想文を書こうと思います。著者の尾原 和啓, 山口周氏の2名の本はまだ読んだことがありませんでしたが友人が大絶賛していたので、読む前から非常にワクワクしました。例えるなら遠足前日の気分です。アドレナリンが前回で徹夜する意気込みです。やっぽーい。

本書の全体的な感想は、「THE・超最先端」です。コロナ禍に出版された書籍だけあってリアルタイムな内容が多かったです。

一般的に対談形式の書籍は内容が薄くて、サクッと読めることが多いですが、本書は違いました。サスガ知識人と言ったところでしょうか、コロナ後の働き方、暮らし方を丁寧に分かりやすく解説していました。自分も活用しているSlackやZoomについての記載もあり共感できる内容が多いように感じました。あとスプラトゥーンや第5人格(ゲーム)の話題が出てきた時には、少しニヤニヤしてしまいました。ゲーマならこの気持理解して頂けますよね?

ただ、過激な内容も多かったので、ITリテラシーの低い人や老害には不快感を与えてしまう可能性がある書籍のように感じました。例えば、山口氏の「定例会なんかは完全な無駄ですね。」の発言はきっと賛否両論でしょう。

個人的には、120%彼の主張を支持出来ますが、定例会議の必要性を訴える日本の老害は、少なくないでしょう。
前職では毎週1時間を超える長時間会議を開催していました。ただ、残念ながら会議とは名ばかり。責任転換や言い訳をする醜い争いの場でした。

「A案件は部長の責任だ。いやパートの対応が悪い。」
「いやいやお客様の言い分がおかしい。」

By 社畜

会議をする為だけの会議は、無駄以外の何ものでも無いのですが、変化を嫌う人は、なかなか現実を直視してくれません。※だって現実はいつも残酷だから。直視したら目が焼き焦げます。

Zoomを利用した会議なら、移動時間を有効活用できます。会議も1時間である必要性もありません。そんなアタリマエのことを再認識させてくれる一冊でした。まだまだ書きたいことは色々ありますが、ネタバレは勿体ないので、今回は【会議】というキーワードを中心に感想文を書いてみました。

非常に面白い本なので内定者には是非読んで欲しい書籍です。最後に、本書ではコロナ禍の変化について詳しく解説がありました。コロナ禍の変化は、「強制進化」であり、進化できた人は生産性を大きく向上させるコトができます。一方、変化に対応できない人は近い将来、淘汰され職を失う可能性が高いです。私は、成功者になりたいので、コロナをチャンスにして変化に柔軟に対応していきたいと思います。

PS

山口氏の「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」

上記も非常に気になったので機会があったら読破してみようと思います。
一流の成功者が何を考えているのか非常に気になります。